今回の熊本の地震・・・・・私の従妹も被災して避難生活をしていますが、会いに行きたい気持ちを抑えて今は地震の収束を祈るばかりです。
下記に・・・FBの友達が書いた記事を載せます。
一読ください。



何度か拙い被災地支援経験のある私から今回の震災について。
そんなん分かっとるわ!という方も多いかと思いますが、それでも何度でも語り継ぐのが大切なんです。
あちらこちらで善意の輪が広がり続けていますが、災害発生後の経過には段階があります。
14日~16日の地震発生から72時間つまりおよそ三日間は避難救命期と言われる期間で現場では被災者の避難誘導と把握、生埋めや行方不明になった被災者の救助活動が最優先されており、救助の専門である警察消防自衛隊が活動を行っています。
彼らは活動を独自に完結させる事ができる(指揮系統、輸送、移動手段、食事など)からこそ安全が確保されていない被災地に入って命懸けで救助活動に当たる事ができます。
これを書いている17日現在、救命期のラストスパートがかかっている時期です。
マスコミがあれが足り無いこれが無いと被災者の声をダイレクトに報道していますのでそれを見た近隣の私たちはすぐ助けてあげたいと行動に移しがちです。
その気持ちはとても大切だと思います。
しかし先に書きましたが今現在救命期の段階ですので、まだ道路が寸断されたままで被災地へのアクセスで渋滞が起こっていたり、救援物資を届け様にも現地の受け入れが出来ていません。
つまり今慌てて動くとモノもちゃんと届かない、現地にいっても停電してるしお店も何も物流が途絶えているので自分の食事も手に入らずウロウロ動いて渋滞に拍車をかけ、結局被災者向けの食べ物や水を分けて貰わにゃならんという本末転倒になりかねません。
被災地で怪我などして救急や病院に負荷をかけるなど言語道断です。
救命期が過ぎ、安全の確保される次の復旧期に移行するまで準備をしながら待つのが賢明かと思います。
復旧期ではその名の通り水道や電気、寸断された道路などライフラインの復旧で安全が確保されはじめ、避難者総数の確認が取れ、被災地の片付けも始まる頃でようやく必要なヒト、モノの受け入れ体制が構築されます。
非常持ち出しなどで最低三日分の水食料が各家庭で備えておくべき目安とされるのは、復旧期に至るまでのこの72時間の事を指しています。
ちと長くなりましたがつまり、家族や親戚がいるわけでも無いのにただ善意で被災地に押しかけると迷惑になるという事と、モノを送りたければ受け入れ体制が整うまで待ちましょうという事です。
それに必要とされていないモノを送りつけるのはゴミを押し付けるのと同じです。
何を送ったらいいか分からなければ募金で十分かと思います。
遠くにいてもできる事はいっぱいあります。
そして大事なのはいつも通りに過ごす事です。
モノを買い占めたり、怯えて引きこもったりせず、いつも通りに生活と経済を回すのが一番大切です。
最後に、今回被災された熊本県をはじめ九州地方の皆様に震災お見舞い申し上げます。
今すぐ駆けつけたい気持ちで歯痒いですが今はただただ北九州から応援しております。
がんばれ熊本!がんばろう!九州!